スピリチュアル?!
この日もサイクリングで多古町へ♪♪
道の駅で清掃の方と話していた時のこと。
「自転車?いいね~どこから来たの?」「そのウェアすごく良い。似合ってるわよ!」
いつものように、そんな話から始まりました。
そのあと、思いもよらない言葉を聴いたのです。
「あなた夢を持って生きてるのね。目を見れば分かるわよ。それに、とっても優しい目をしてる。」と。
びっくりしました。
見ず知らずの方から言われたのもですが、
私そんな風に映ってるんだ…
…だって失業者ですよ?! 夢にも希望にも見放された人生のズンドコもといドン底。
どちらかと言えば自己肯定感ダダ下がりの境遇なのに、
何をもって、そう見えたんだろう?
気になって仕方がありません。ずーーっと、多古町を流しながら考えました。
…そして、ひとつ思い当たったことが。
仕事探し、自分探しをしているうちに、
これまで自分が拘るあまり自分を縛っていた、色んな
「MUST、〇〇でなければならない」が、そういえば
薄らいで来ているような気がします。
例えば、働いて生計を立てる為には「女性」という属性は捨てるべし!
と永年思い込んできました。
…今は正直どうでもいい。世の中渡り歩くのに男勝りに振舞う意味なんてあるのかなぁと。
自転車の乗り方も、以前なら1日休みがあったら最低でも160km~200km或いは
それ以上走らないと失格!って思ってました (^^;;
…それが近頃では寄り道はする、景色に見とれる、写真は撮る、道行く人とおしゃべりはする。で、ちっとも前に進まない(笑)
でも、それでいい。
気付いてみれば、これは自分でも驚くような変化です。
…自分に合った仕事を模索する過程で、町を歩いていて目に入った仕事は、すべて
意識し観察するようになりました。
営業7年、介護士23年の経験しかして来なかった私にとっては、どれも新鮮で、
そこに優劣とか序列という概念は無く。
そうした世の中の生業、恥ずかしながらこれまで風景の一部にしか見えて
来なかった物が、生きたものとして自分の中に落とし込まれたようです。
そんな事もあって、頑なだった「MUST縛り」からやっと解放されて、
自然体に近づいてきたのかも知れません。
…道の駅の方はそんな今の私に、何か良い空気の様なものを感じて下さったのかも
知れませんね。
お掃除の手を止める事なく、その方は話します。
「お寺も見るのね。お寺は良いわよ。行けばそれだけで護られるから。」
そして別れ際には、
「じゃあ、ゆっくり行くのよ。無理しないで、休み休みね。」と続けられました。
…あまりにタイムリーな出来事過ぎて、
「いったい何処の神様が降りてきて下さったんだろう??」
とスピリチュアル体験をしたかの如く、夢心地のまま次の目的地、
いつもの「もっこり農園」に。
園長さんはコロナワクチン接種したばかりだそう。
でも熱に浮かされていたのは私の方ww
その証拠に、いつもより欲張ってサツマイモ、カブ、落花生×2袋をバックパックに…帰り道60kmあるっていうのに~~(笑)
…あ、移動パン屋さんも来る日だった!
パンも買って帰らなきゃww
…というわけで、園長の副反応は私が身代わり地蔵になりましたとさ(^o^)
おしまい。。
P.S.
元々自転車は、独りで可能な限り遠くへ行くための手段でしたが(ブルべなんかもやりました)、
今ではすっかり「コミュニケーションツール」となって、出逢いを齎してくれている気さえします。