続 2度目の正直!! 福島さすらいツーリング
3日目 10月30日 土曜日
…実は3日目のコース、2日目ピットインした時点でまだ決まっていなかったんです(^^;;
計画では会津若松から只見線沿いR252で魚沼に行く147kmを考えていました。
ただ当日の気温や自分のコンディションが未知数。それにうっかり田子倉ダム辺りで日没を迎えたくない…。そのため保険として、会津西街道で日光へ南下するプランを併せて建てていました。
夜、快活CLUBのPCでマップと天気予報を交互に見て、悩みに悩んで…
会津西街道南下プランに決定。そのかわり脚の残り方次第では、寄り道オプションを追加しようという事に。こちらのコースの方が少しだけ土地勘もありましたし。
6:40 会津若松快活CLUBスタート。
前日より少し寝坊。
出がけにサドルとハンドルが夜露でびっしょり濡れている事に気づき…初っ端から身体を冷やしたくないので、しっかり拭き取ってから出発。
それもそのはず、周囲は数100m先も見えないほどの濃霧。川が近い事もあるのでしょう、会津若松の市街に入ると視界は幾らかクリアになりました。
この町は何度も来ているのですが、いつも通過するだけで観光したり散策した事はありませんでした。そこで、初めて鶴ヶ城を訪れてみることに。
城壁の中では地元の方が思い思いに散歩やランニングをしていたり。
おそらく毎朝の光景なのでしょう、観光案内所?の前でお馴染みさん同士が座っておしゃべりをしています。お城は幕末の歴史が息づく町の、市民の憩いの場なんですね。
旅装束(自転車姿)の私はやっぱり声を掛けられます。「どこまで行くの?」「これから栃木の日光へ向かいます」「ええ~~すごい!気をつけてね」と何時ものやりとり(笑)
時間が早いので天守閣には上れませんが、城内を散策します。紅葉が始まっていて綺麗でした。
名残惜しいですが、朝陽まぶしい鶴ヶ城を後にします。
…さて! 会津若松市街を抜ける前にオプションその① 大内宿に行くかどうかを決めなければなりません。
このままR121会津西街道を南下して芦ノ牧温泉方面に行くのか…
膝の痛みと2日間のダメージとで、大内宿の登りに堪えられるのか??
…でも心情的には、第一只見川橋梁の紅葉を諦めたのだからここは行っておきたい。。
よし!行ってみよう。なんとかなるべ…
大内宿こぶしラインはアクセス道のひとつ。ブルべで登った事があります。たしか前夜寝ておらず、眠気で何度も脚をついたような…
今回は休養はバッチリなのですが、あの時より登りを含めた巡行が酷く落ちているので、思うように進まない。
速かった頃のイメージの呪縛から抜け出せず、まるで悪い夢でも見ているみたい。こんなはずじゃ?!…あぁ身体が重い…
結局こぶしライン入り口から頂上(氷玉峠)までの11.2kmに1時間かかってしまいました(^^;;
大内ダム。
…ちょうどボトルが空になったタイミングで湧き水発見!うれしい(^^♪
大内宿の電光掲示が7℃。阿賀川沿いの芦ノ牧温泉より低温なはず。周囲の山と大内ダムはすっかり紅葉していましたね。
大内宿は江戸時代から400年の歴史を持つ茅葺屋根の保存集落。かつての街道がこの山越えルートであった事から宿場町として栄え、その後時代の変遷に翻弄されながらも、保存会の方々のご尽力などもあり当時の町の姿を今に残しています。
保存集落の道は土の地面ですが、年配の方や車いすでも動けるよう均されているのが良いですね。
やはり高台から見下ろすと壮観ですね。
ここへのアクセスは通常は車でしょう。有料駐車場がありますが…あれ?前回通った時にもあったっけ?
少なくとも駐車場のトイレは記憶になく、町並みの何処かで借りたような…
R121へと下り始めます。
下り終えるとR121会津西街道、湯野上温泉。この周辺の阿賀川沿いの紅葉がまた、切り立った地形と相まって美しい。
後で知りましたが、この辺りも大川渓谷と呼ばれているのですね。
国道は交通量が多いので対岸の県道347を行きます。が、何か所か工事片側通行。それぞれ数分ずつ待たされた上、あろうことかビンディング外し損なって立ちゴケ(;^_^A あ――恥ずかしい!!
塔のへつりで怪我のチェックもかねて小休止。どうやら大丈夫らしい。ホッ(;´∀`)
…大抵、やらかす時というのは自覚して無くても疲労してる場合が多いです。なので代替交通機関の利用も念頭に置いた上で精神・神経的にまだ走れそうか?と自分に問いかけてみます。
そして「行ける」と判断。
一応、再発防止のためビンディング面にチェーンオイルを少し垂らして外れを良くしときます。
…ここも絶景ではあるけれど、あまりに人が多いので上から眺めただけで退散しました💨
景勝地でなくても風光明媚なのが、南会津郡下郷町という所(#^.^#)
早めの昼休憩を取ったコンビニからの風景も長閑で風雅に思えました。
…あと、下郷の何軒かの家屋や蔵にこの看板が掛けられていて、気になりました。
この辺雷が多いんでしょうかね?
下郷から会津田島へ。
そして、ここでも綺麗な桜並木に出逢いました(*^^*)
夏井の千本桜もそうでしたが、秋に桜の葉が色づく様も風情がありますね。
会津線の橋梁。
奥只見方面との分岐点。
ここで日光方面には国道が3本合流します。
かつて誰かが呼んでいたっけ、「国道だんご3兄弟」(笑)
道の駅たじまを過ぎると、もうすぐ山王トンネルを越えて栃木県(日光市)。
いよいよ旅の終わりが見えてきました。
国境のちょっと長いトンネルを抜けると…そこは絶景だった、なんと!
横川の小さなパーキングを過ぎたロックシェッドのあたり。こんな渓谷今まで気が付かなかった!
それもそのはず。緩いとはいえ長い登りが終わって、やっとここから下り~っていう場所ですからね(笑) いつも車道で一目散にスルーしていました。
もう後は日光市街(今市)まで下るだけ。
…とは言っても下りでも目を引く光景が多いのでやっぱり撮影しちゃいます(笑)(笑)
ようやく、先週通った五十里ダムまで降りてきました。やはり一週間で色づきが進んでいますね♡
川治温泉のかわじい。先週はご挨拶できなかったので今日こそ(*‘ω‘ *)
ところで…オプションその② 霧降・大笹牧場🐄は行く?行かない?
…きっと今の脚だと登りに時間が掛かり過ぎて、下りで日が暮れてしまいそう。六方沢から何も見えなきゃ行く意味がないので、今回はパス。
というか、今年は終わりかな日光は…
ところで先週東武ワールドスクエア付近で見つけた、このかかし群。田んぼでも畑でもないし、何でこんな所に?って思ってたのですが…
今日通ってみて解った気がします!平日ならともかく週末はここ、すごく渋滞するんですね。
渋滞中に少しでも心が和むようにという、製作者さんの心遣いだったのでは。。
癒しといえば、東武鬼怒川線に沿って走ると様々な車両に遭遇♪♪
さあいよいよ鬼怒川に別れを告げて、今市までラスト8km弱。
この区間は幹線道で気持ちが萎えてしまうので、今回はR121旧道を使ってみました。
こちらの方が車は少ないし風景も長閑です。
…でも終盤キツい理由が、交通量だけじゃなかった事に気が付いちゃいました…
いつも大谷川に向かって下る、と思い込んでいたのが実はこれ、登っていたんですね。それが旧道だとはっきり判りました(^^;;
帰宅して調べてみたら、実際こんな感じでした。
…かくして、先週とおなじゴール下今市駅に、そして先週よりいくらか快適に、辿り着くことができました。
到着直前に、ちょうど運行中のSL🚂を捉えることもできてラッキー!!
今回の旅で判ったこと✨
- 自宅から会津若松へは交通費3330円で行ける
- 観光しながらでも1日130kmちょっとなら明るいうちに着く
- 朝の気温に合わせた装備は日中と登りで暑い(;'∀')
- 平日輪行は肩身が狭いけど休日も混むから気を遣う
もうひとつ
- ひとりは気楽だけどたまには誰かと走るのも楽しいかも?
さ、次はどこへ行こうかな~~