里山アートに魅せられて♪
自転車乗りにとって房総はどんな所でしょう?
きっと皆さんのイメージは、風光明媚でそのわりに獲得標高が少ない楽園🌴
まさにその通りで(笑) 気の遠くなるような長い峠越えをしなくたって、
長閑な里山と田園風景が手軽に楽しめますよね(#^.^#)
今回は、そんな房総の魅力を存分に堪能しながら芸術と親しめるイベント
いちはらART×MIX2020+
に行ってまいりました♪
このイベントは市原市の様々な会場で約一か月の期間に渡りアート展示が行われ、それらを廻って鑑賞するものです🎨🖼
2020+というタイトルが示すとおり、去年はコロナ禍で中止となり、この秋の開催でその時の作品たちが晴れて日の目を見る事になったのです。
それだけに主催者さん達の想いはまた格別なものでした。
このイベントでアートを鑑賞するには、いかにポイントを絞って計画的に廻るかがカギになります。
というのも展示会場が点在しているエリアはとても広く、会場ごとに作品も多いからです。
廻る方法は複数通り考えられます。
- 小湊鐡道+無料シャトルバス
- 車
- バイク・自転車
…などなど。
※尚、小湊鐡道のサイクルトレインは当面取り扱い無しとの事です。
また高滝・里見・月崎駅には100円(200円?)のレンタサイクルあり。
養老渓谷駅でも普通車とe-bike のレンタサイクルがあり、時間で返却できれば何処まで乗っても大丈夫…?
だと思いますが広域移動のご利用は自己責任で(;^ω^)
アート観覧旅のスタートは、小湊鐡道を使っての周遊なら始発の五井駅からがベストですが、
私は自走アクセスの都合で上総牛久駅からにします。
最初に各会場共通の鑑賞パスポート3000円を入手。パスポートは五井駅前、上総牛久駅前で購入できます。
もちろん会場ごとに料金を払って観覧しても構わないのですが、パスポートを持っていた方が会場のスタッフさんや他のお客さんと何か一体感が生まれるような気がしたので、持つ事にしました(*^^*)
ちなみにパスポートは12月26日(日)までの期間中ずっと有効。
とても1日で全会場を廻ることはできませんが、日を改めて再訪するならパスポート購入がお得。
13か所ある有料会場のうち4~5か所廻れば元は取れます。
始めに旧平三小学校から廻ります(市原市平蔵808、パスポート無しの個別料金800円)。
R297大多喜街道沿いにあります。
イベント期間中、土曜日に「市原100人教頭学校」という催しを行っており、この日担当の教頭は私の友達でした(*^-^*)
この日彼女は「作曲の先生」として教壇に立っていたのです。
…実は昔、彼女と私は同じエレクトーン教室で同じ先生に就き、共に発表会やコンテストで切磋琢磨した間柄でした♪
その後私はすっかり音楽から遠ざかっていたのですが、3年前のいちはらART×MIXに私が自転車で立ち居寄った時に、な、なんと運命の再会!
…ホント人生、何が縁を繋ぐか判らないものですね(笑)
久しぶりに楽器と戯れた後に次なる会場へ。
…平三小だけが少し他の会場と離れたエリアにあり、他の会場へ行くは国道で遠回りするか、山越えをしなくてはなりません…
自転車で行かれる方へ。
房総には険しい登坂が無いと言いましたが、平三⇒月出・田淵へは山越えルートになります。ここだけはそれなりに堪えますのでご覚悟を(;^ω^)
月出工舎・旧月出小学校(市原市月出1045、個別料金800円)。こちらも廃校になった小学校を利用しての展示会場です。
入口の開放的なカフェ。
体育館の展示です。
この作品の色彩は周辺にある草木だけで染められたという事。
自然の優しさを感じられ、心安らぐ色ですね。
教室、階段にも創作アートが見られます。
…この日は時間の都合で平三、月出の2会場だけに留めました。
日を改めて、今度は小湊鉄道「養老渓谷駅」付近から観覧スタートです♪
養老渓谷駅から裏に入り宝衛橋を渡って、更に下ると梅ヶ瀬渓谷、分岐を登ると大福山になります。
アートハウスあそうばらの谷(市原市朝生原1083-1、個別料金500円)。
宝衛橋の袂にあります。
ここで映し出されているのは世界遺産の数々。
球体を回すと別の世界遺産へと移動する仕組みになっています。
アートハウスの食堂「おもいでの家」は土日祝のみ。行ったのが平日だったのでちょっとしたランチ難民になりました😅
そうでなければR465老川十字路太田商店か月崎のヤマザキで調達するしかありません。
…このように展示会場併設の食堂は平日には営業していないので(旧里見小学校の里山食堂は平日も営業)食事の場所は要リサーチですね!
…とりあえず手持ちの羊羹で繋いで(笑) 次の白鳥会場を廻ることに。
旧白鳥保育所(白鳥小学校の隣、料金800円)。上総大久保駅の近くです。
保健室?
…そして給食室?
この作品の迫力に度肝を抜かれました!!
どうやって製作したのでしょう??
私の世代的にはレコードプレイヤーにノスタルジーを感じますね🎶
保育園のすぐ隣にある旧白鳥小学校(市原市大久保548、入館チェックのみ)。
たしか数年前にも能の展示をここで観たのを思い出しました。
ここに来ると日本の伝統芸能も知らないといけないな、って思います。
市原市の看板の写真。…ジモティじゃないのにかなり知っているのは何故?!
少なくとも今勉強中の漢検2級より回答率高い気がする…😅
和紙に木の葉をあしらったランタン。
このような手作り感あふれるハートウォーミングな展示が多く見られるのも、このイベントの魅力ですね。
この遊具はアーティストの作品だそうです。
白鳥(上総大久保)から月崎へ。
…写真を撮り忘れましたが、月崎駅前のヤマザキショップ朝日屋さんには小湊鐡道グッズも販売されていますよ🚋
森ラジオステーション(市原市月崎539、個別料金300円)。月崎駅に隣接しています。
小湊鐡道保線員の詰め所だった建物で、元々はヘッドホンで森の音を聴かせてくれる施設だったのですが、コロナでヘッドホンがNGに。
レトロな稠度と窓からの日差しの柔らかさ美しさ、窓の外の緑だけでも充分癒しを感じますね。
月崎エリアのもうひとつの見どころ、市原クオードの森(市原市柿木台1011)。
ここはパスポートチェックはありません。
駐車場わきの東屋付近に彫刻の展示があり、公園内も散策できます。
クオードの森には117ヘクタールの敷地に10本のハイキングコースがありますが、
今回はほんの入り口だけを歩きました。
…思いがけず紅葉が見事でした!
紅葉のために養老の奥の粟又まで行こうか迷ったのですが、その必要はありませんでした(*‘ω‘ *)
クオードの森の手前に有名な手掘りトンネル(月崎トンネル)に続く林道の入り口があります。自転車・バイク乗りに人気のスポットです。
山深い風情の道で、過去には鹿の親子̪🦌に遭遇したこともあります。
が、何故か今は通行止めでした…残念。
今年の夏に撮った写真になりますが、こんなトンネルです。
続いて小湊鉄道沿いに県道81号を北上して旧里見小学校(市原市徳氏541、個別料金300円)。
メインの展示は体育館に。
コロナ禍で活動を制限されていたアーティストたちが一斉に語り掛けてくると言う不思議空間。
それぞれのこの一年間の想いを、ずっしりと心に受け止めました。
里見小校舎にある里山食堂🍴。ここはイベント期間中は平日でも営業しています。
里山カレーやオムライスが人気。
…私は生憎食事を済ませて来てしまいました。
黒板を使ったメニュー表が楽しい♪
広々とした校庭はその昔、ツールドちばのエイドとして使わせて頂いた記憶があります。走行スタッフだった時だから10年は前かなぁ…懐かしい(*´ω`*)
里見小を出たのが15:45… 今日の観覧はここまでに。
いちはらART×MIXの催事会場(市原湖畔美術館以外)は、観覧時間が10:00~
16:00と短めになっています。夕方が早いのは日が短い事と、場所柄イノシシ🐗の出没が多く危険だからなのだとか。
まだ廻り残したところがあるので、翌日また出直すとします🤗
(続く)