続 旅立ちの、旅立ち。~夏の能登半島一周ひとり旅~

勤めていた介護施設を退職し能登へ旅した去年の6月から、いろんなことに挑戦し模索してきました。

 

まだまだ勉強し残した事もたくさんあるのですが、どうやら次の「旅立ち」が近づいてきたのではと感じ始めています。といっても残念ながら、バラ色の独立開業とかフリーランスの道ではありませんが。

 

ですので、今こうして自分を見つめてきた期間にけじめをつける意味でも、旅日記を完結させなければと思います。

 

今回も能登一周旅をお届けします。

 

 

6月17日 3日目

 

6:00前に狼煙の宿をスタート。お出迎えと同様、お見送りも丁重でした。

 

この日の行程は狼煙から珠洲市街~能登町~穴水~能登島~和倉。

じつは次の和倉泊は出発の電車内で急遽加えた旅程。当初は狼煙から富山か高岡まで1日で南下するつもりでしたが、それでは景色を堪能する余裕がないと考え、もう1泊追加したのでした。

 

最初の立ち寄り場所は青の洞窟。

…のつもりでしたが、行ってみたらゲートが開いておらず。

(〒927-1451 石川県珠洲市三崎町寺家10−13  入場8:30~17:00 中学生以上1500円 小学生まで200円)

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夜明けとともにスタートすると最初の立ち寄り所がオープン前、というのはよくあること(笑)

 

ここに隣接してよしが浦温泉ランプの宿という人気旅館があります。

ひとりでなく誰かとだったら来てみたい宿。

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駐車場に関東の自宅と同じエリアのナンバーが居たのにはびっくりしました。

 

さすがにオープンまでは待てないので、先に歩を進めます。

 

そういえば宿で出逢った女性はバス旅だそう。この辺りのバスは便数が少ないから行き先を相当絞らざるを得ないでしょうね。

 

ここでも見つけました。豪邸バス待合所!

アレクサンドル・コンスタンチーノフ珠洲海道五十三次 (〒927-1205 石川県珠洲市正院町川尻)

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これらの「作品」は能登国際芸術祭の企画で製作されたものだそう。

千葉のいちはらART×MIXと同様のコンセプトの芸術祭のようなので、来てみたい。

 

750m先にもありました!

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もはや暮らせそうなレベル(笑)

雪国だからか、ほかにも能登には屋根壁ある立派なバス待合所が多いです。

 

ほどなく道の駅すずなりに到着。(〒927-1213 石川県珠洲市野々江町 シ部15番地)

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金沢駅への特急バスターミナルがあり、また平成17年に廃線になったJR能登線のホーム跡がそのままの形で残っています。

ここではドリンク休憩のみ。

 

日本百景のひとつ九十九湾にある、イカの駅つくモール。(〒927-0552 石川県鳳珠郡能登町越坂18−字18番地1)

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このモニュメントはイカキングという名前だそう。

特産のイカ漁についての展示コーナーがあるそうですが、ここもまだオープン前。もっとも寄った処で買ったお土産を背負って行くのは難しい。

 

自転車旅は気軽で時間を気にしなくていいのが魅力ですが、ことお土産に関してだけは宅配するより他ありませんね。

 

小水地区休憩所。(〒927-0553 石川県鳳珠郡能登町小木 )

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ここもなかなかの居住空間。バス待合所を兼ねています。

観光名所ではないのにこういう所につい目が行ってしまうのも、元ブルベライダーだから?

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能登町鵜川。ここで地震速報の町内放送を受けてドキッ。

たったひとりで着の身着のまま。どうやって、どこに避難したらいい?

とあたふたしていたら「これは訓練です」と。

 

ホッとしたけど、もし旅の途中で被災したら、現地にさぞかし負担を掛けるだろうなぁと、考えさせられた出来事でした。

 

鳳珠郡穴水町沖波にて。

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これ、珍百景か何かで見た記憶がある(笑)

 

見つけてしまったからにはもう、矢印に従って場所を確認するしかない。
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津波の避難だから、高台には違いないが…

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…ここらしい。

脳内に『一時避難場所ドボドボは、ただの田んぼだった。』というナレーションが蘇ってきました🤣

 

その後も長閑で自然豊かな風景が続きます。


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ボラ待ちやぐら。鳳珠郡穴水町旭ケ丘)

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七尾湾に江戸時代から伝わる漁法で、仕掛けたふくろ網にボラが来たか見張る櫓として使われていたそう。なおこの漁は1996年を以って廃止されたそう。


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のと鉄道七尾線 穴水駅。やっと何かあってもエスケープできる所まで来ました(笑)

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とはいえここまでマシンは絶好調。これも富山市自転車屋さんのおかげです!


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こんなところで美少女アニメラッピング車両を見るとは思わなかった。
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引き続き海岸線は入り組んでアップダウンがあります。でも昨日の輪島ほどではないかな。

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ツインブリッジのと
。ここでいよいよ半島から能登島へと渡ります。

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ここで13時過ぎ。当初の高岡まで行くプランでも充分間に合う時間でした。

 

能登島ガラス美術館付近。半島より幾らか家屋がカラフルに見えました。

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ちなみに能登島にはイルカが見える(かもしれない)ポイントがあります。( 七尾市能登島祖母ケ浦町)

今回は残念ながら見えませんでしたが。

 

能登島の道路は道幅、路面共に快適。半島寄りの半分は道路は海岸線よりやや内陸を通り、起伏に富んだ幹線道路と言った感じです。

 

時間があるので島を一周する事にします。島の東半分は道幅も一車線分に狭まり、海沿いに走ります。

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能登島八ケ崎のビーチは閉鎖中らしい。
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能登島で時々見かけるこの坊やの名前を知りたい。

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能登島野崎町にて。

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いま14:40。手書きの時刻表によると、1時間待つようです。

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このあたりの海岸線の道はなだらかでした。

 

そして島の中央部でまた内陸に入り、ふたたび傾斜が現れます。

 

…それはそうと、こんな標識初めて見ました。幅員増加?

拡がる分には注意は要らないと思うのですが
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本日、珍百景に次いでのツボでした。

 

能登島須曽町。f:id:charinkorie:20220226221623j:image

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能登島は、思っていたよりコンパクトでした。

15:50能登島大橋で島を後にします。


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対岸は宿泊する和倉温泉。とは言っても泊まるのは温泉宿ではなく、2日前に駆け込みで取れたホテルですが(;^ω^)

 

ふたたび能登半島に戻ってきました。

チェックイン前に和倉温泉の町の情緒に浸ります。

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湯元の広場。老舗旅館加賀屋さんの前です。 

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この周辺には立ち寄り湯がありましたが、自分の宿からは1.3km。チェックインしてからお風呂だけ入りに来るには遠く、結局ここでも温泉には入らずじまいでした(笑)

 

この日の宿は温泉街の入り口にある某系列ホテル。

温泉こそありませんでしたが部屋はそこそこ広く、荷物を拡げて落ち着くには充分でした。

 

(窓から見下ろす和倉温泉の街)
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(3日目 167.1km)

 

編集中記

本当は最終日4日目まで一気に書き上げるつもりでした。

ただ、写真が多い事に加え、文章自体も説明を添える内にボリューム過多になってきたため、一度ここで切ることにします。

 

残るはラスト。旅の完結編です。

自転車旅って、乗るだけじゃなく

記録に残すのも体力使うのね~💦